皆様
こんにちは、
先日のAirspace(2)のポイントは
2点ありました
- 情報源は1つではないこと
- Chartの読み方
今日のテーマは
Hayward(HWD) airspaceの
upper limitがわざわざ[-15]に
設定してある意味です
答えから言いますと
Hayward空港の位置が
Oakland空港のRunway 30への
アプローチコースに近いためです
まずはOakland空港の平面図を
確認しますと
Runway 12-30は南西側にあります
下の図で言うと海に突き出た滑走路
さらにHaywardとの位置関係を
見てみますと
上記のような関係になっています
OakalandのRWYを延長すると
以下の図のようになります
延長線(青直線)のようになり
Haywardのすぐ横を通過します
さらに通過していく高度は
MITOEというpointを2000ftで通過し
その後は3°のパスで降下していきます
(1NM進む毎に300ft降下)
Hayward空港の真横を
通過中のSWA28便の高度は
1697ftです
この高度でB737型機が
通過しています
HaywardのClass Dの
範囲は
大まかに青色の破線ーーーーー
この青色の破線の範囲内で
1500ft以上の高度を
飛行されると大型機としては
たまったもんじゃありませんよね
つまり、より厳しく高度を
守ってほしい場所については
特に[-15]のようにminusを
付加して強調しています
以上がminusの付いている理由です
またHayward空港の
TPA(Traffic Pattern Altitude)は
Hayward空港A/FDより抜粋
海側Rwy 10R-28L
については652ftです
空港標高プラス1000ftが
通常のTPAですので
Hayward空港は
他の空港に比べ
低く設定されています
実際にHayward空港で
訓練フライトして
分かったことは
危険を感じる程の
距離を大型機が
通過していきます
空港毎に事情が異なり
知っておかなければ
ならないことは沢山
あります
この記事を1つの参考に
して頂けると幸いです
以上本日のポイントは
「空港特性を把握する」
です
----------------------------------------------追記です
私がこのブログの中で
使っている画像は
ほとんどがSkyVector
と言うサイトの
画像を加工しています
アメリカ全土の
sectional chartを
確認できます
その他A/FDや
Airportの平面図も
見ることができます
さらに、地点間の
距離も測定できますので
クロスカントリーの
プランニングにも
使えます
本日はこれでおわりです
最後まで読んでいただき
ありがとうございました
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